桃色クレヨン


次の日の放課後…。



俺は忘れ物があると嘘をつきまた教室に向かった。



そしたら1組の教室に天宮ゆりが



いた。



一人で何かを必死で書いている。


やっぱり不思議な雰囲気…。


夕日色に頬が染まってスッゴク綺麗。



そのとたん昨日、陵に言われたことを思い出した。


『天宮ゆりの事が気になるなら本人に気になるって言えばいいじゃん。』


って言葉を…。


この際、勢いで!!


『ねぇー!いつもこんな時間まで何してるの?』


っと。


話しかけたのが聞こえたのか彼女は振り向いて言った。


『あなたこそ何をしているの?こんな時間まで。』


っと。


『俺は忘れ物を取りに来ただけ。君は?』


『私は…絵を描いてるの…。』


そう言うとその紙を持った。


『よかったら見して…』


俺は近づいてその紙をとろうとしたら。


『だっ…ダメ!!!!』


っと叫んだ。


俺はビックリして何も言えなかった。





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