君の手を

ドキンッ…

顔を上げると

そこにはやさしい顔で

少し悲しそうな顔で

笑っている太陽がいた

「たいよ…!!!!」

言い終わる前に私は

暗闇の中にいた

背中に回った暖かい手

トクントクン

と気持ちいい一定の速さで打つ鼓動

「た、太陽!?」



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