君の手を
ヒソヒソ…

「美月だって」

「やっぱ男好きは手が早いよね」

「もう仲良くなったんだ」

「しかも名前で呼ばして」



あぁ…

なんでこうなるの…

聞こえてるんですよ

その悪口!

はぁ…

「…」

この時私は気付いていなかった

隣から暖かく見守る視線と

一つの鋭い視線を…
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