君の手を

友達だった

部活で一番仲のいい友達だった

「なんで…?」

落ちる涙

でももうその涙をぬぐうこともしてくれない

「あいつに告白されてさ…」

え?なんで?なんで告白なんて…

なんでこんなに一緒にいたのに心変わりなんか…

「ごめん」

もうやだ。何も聞きたくない

好きなのに、こんなに好きなのに…

「でもさ…」

なに?まだなにかあるの?


「もしかしたら美月に戻るかもしれない」



…は?

「やっぱり美月がいいってなるかもしれないからさ…」
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