君がメガネを外す時



「……夢」


目をあけると、朝だった。


夢の中の洸太は懐かしい洸太で。

昨日の、胸が痛くなるような涙とは違っていて。




唇、うばわれちゃった。




< 76 / 158 >

この作品をシェア

pagetop