幼馴染と甘恋っ!♡
「唯、元気ないね。どうしたの?」
圭ちゃんが顔を覗いてくる。
「な…なんでもない…っ」
バッと手で顔を隠した。
悟られないように、気づかれないように。
でもほんの少し、悟ってほしいな、気づいてほしいな、って
思ってみたり、しながら。
「そっか」
圭ちゃんは、ぽんぽんと私の頭を撫でてから
また私の手を引いて歩き出す。
あぁ、消えないで。
この時。
やっぱり、私の恋心は伝えたらダメなのかな…
恋愛対象にしてほしいなんて思っちゃ、ダメかな…
圭ちゃんにこのままでいてほしいなら。