幼馴染と甘恋っ!♡
「告白しなかったら、これからもずっと小南は傷つき続けるんでしょ?
そんなの俺、嫌だもん」
…北野くん…
私のこと、すごく思ってくれるんだ…
でもね…
私は北野くんの気持ちに、暖かくなって小さく微笑みながら、首を振った。
「そんなの、自己満で終わっちゃう…
私と圭ちゃんは幼馴染で。
圭ちゃんには、相楽さんがいて。
今更、私が好きだなんて言っても困らせるだけでしょ…?
圭ちゃんが、嫌な思いするくらいなら
もういいの、知ってもらわなくても、いいの。」
相楽さんという彼女がいる今、私のこの思いは邪魔で、それ以外の何でもなくて。
私自身、この気持ちが消せないとしても
伝えることはしちゃいけないって、
そんなこと、こんな唯でも分かるんだもん…
だって、圭ちゃんのこと、
誰よりも大好きだから…
それに、北野くんが教えてくれたんじゃん…
自分よりも、人の幸せを願うこと、
それが本当に好きな人を思うことだって。