幼馴染と甘恋っ!♡
「小南がやだって言ってんだろ。」
「は?でも、仕方なくね?
他に誰もいないんだから」
「なんで小南は無視なんだよ。
他にやりたいやついるんだから、やればいいじゃん。」
北野くん…
「じゃあ、逆になんで小南はやりたくないわけ?」
「…えっ…」
そ、それは…
「ふざけてるとぶっ飛ばすぞ」
北野くんが、相手の男の子の胸ぐらをつかんだ。
「お、おいお前ら!落ち着け!」
担任の先生が慌て模様で、介入し相手の男の子が舌打ちをする。
なんで…こんなことになっちゃうの…
みんなが、いい気分じゃなくなっちゃう….
私をかばった北野くんも、きっとすごく嫌な思いだ…
「…私、やるよ」
「…は?小南?
無理してやんなくて…ー
「ううん、無理してないよ」
ありがとう…北野くん。
いつも、私を思ってくれて。
…だから、私も私ばっかりじゃダメだ。
「私、ジュリエット役やるね」