幼馴染と甘恋っ!♡
LOVE14
「唯、本当に大丈夫?
あれだったら、私やるよ?ちょっとなら台本覚えてるし…」
「ううん、いいよ。ありがとう叶ちゃん。」
体育館へ移動しながら、叶ちゃんの心遣いに感謝しながらも首を振る。
「…そっか。
もし本当にダメだったら、演技中でもなんでもいいから
ピンチの目を向けてね、すぐフォローするから!」
「あははっ、ピンチの目って何?」
「ほら、あれじゃん。
唯がよく授業中に当てられたとき、私に向けてくる視線。
唯あれ得意でしょ。」
「と、得意とかじゃないもん…っ!
本当にわからないんだもん!」
「はいはい、とりあえずそういうこと。
深く考えすぎずに台本読みなよ。」
そういって叶ちゃんは、ポンポンと背中を叩いてくれた。