幼馴染と甘恋っ!♡
思ってみればそうだよ、
おかしいじゃん…
私が好きなら、どうして相楽さんと付き合ってたの…?
「海崎くんは、悪くないの」
相楽さんは、目線を空に向けた。
「私が、無理やり付き合ってって言ったの。
私、最低なの。
海崎くんが、唯ちゃんのこと好きなの知ってて
そう言ったんだよ。
唯ちゃんのこと、バカってさっき言ったけど…
バカなのは私だよ。
最低なのは私なの。」
相楽さんは、私を見て少し笑った。
「…さ、相楽さんは…最低じゃないよ…っ」
私がそう言うと、相楽さんは眉を上げた。
「だって…圭ちゃんを守ってくれたんでしょう?
私が、バカで鈍感で
そのせいで傷ついた圭ちゃんを
相楽さん自身が、傷つくことも顧みないで
圭ちゃんを、守ってくれたんでしょ…?」