幼馴染と甘恋っ!♡






「……唯ちゃんって、本当にすごいよね。


いい子だね」




相楽さんはそう言って、ハンカチを取り出した。






「好きって、伝えてきなよ。


もう何も、怖いものはないでしょ?




ほら、涙拭いて。」







私は相楽さんの手からハンカチを受け取って、何度も頷いた。






「友達になるのは、その後でね」









相楽さんがそう言って、体育館とは逆の方向に去って行ったのを見送って







私はその場を離れた。











だって



『もう何も、怖いものはないでしょ?』











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