幼馴染と甘恋っ!♡
唯はすぐに我に返って、あたふたとしながら俺の名前を呼んだ。
唯の可愛い仕草、俺を呼ぶ可愛い声。
久しぶりに近くで感じるその全てが、俺に欲を募らせる。
…ダメなんだってば。これが。
こんな邪気だらけだったら、
いつまでも唯と元の関係に戻れないことは分かってるのに。
俺の顔をまじまじと見ていた唯の目は、徐々に涙で潤んでいく。
本当、可愛い。唯って。
涙の理由は分からないけど、俺は「…唯」とだけ呟いて、唯の涙を手で拭った。
すると、唯は「えへへ」と嬉しそうに笑う。
今日の唯、なんか変。