幼馴染と甘恋っ!♡


「…圭ちゃん、私のこと好き…?」



唯は、不安そうにそう聞いて来た。



そりゃそうか。



唯は俺の気持ち、知らないんだし。



ていうか、言ってもいいの?



何年、口を滑らせまいと努力してきたと思ってる?



可愛い唯のそばで、片時だって油断してはいけない、と




何度その言葉を飲み込んだと思ってるんだよ。




そう思うと、なんだか言葉に詰まって。


不安そうな唯を見たくなくて


すぐに安心させてあげたくて


そんな可愛い唯が心を曇らせるのがイヤなのに




なかなか言葉が出てこない。







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