幼馴染と甘恋っ!♡
で、結局何も言えないまま
後夜祭の始まりの声がかかって
俺は唯をお持ち帰り。
ということで、今に至る。
「ただいま。」
「お、お邪魔します…っ」
俺に続いて、唯が俺の家に上がる。
唯がうちに来るの、久しぶりだな。
そんなことを思いながら唯をリビングに通すと
「圭介ー、今日お姉ちゃん…__
あら、唯ちゃんじゃない!」
お母さんがバカ力で唯を抱きしめる。
やめろ。殺す気か。
唯は大切に扱わないと壊れるくらい
儚くてか弱いんだから。
「唯ちゃんっ、元気にしてた!?
圭介に手ぇ出されてない!?」
「…えぇ!?…う、うん…」
…余計なお世話だ。
「こいつ、チビの時から唯ちゃん一筋だったからねぇ。
本当は、この前圭介が唯ちゃんの家に泊まりに行った時も
あたしすごく心配でさぁ。」
…おいおいおい、
「チビの時から唯ちゃん一筋」って…
何サラッと俺の心を白状してくれてんだよ。
まあ、どうせこれから言うつもりだったしいいんだけどさ。