幼馴染と甘恋っ!♡
LOVE19
ガチャ…
部屋のドアがしまって、俺は唯をベッドに座らせた。
唯が俺のことを好きだと知って
正直、このまま抱いてしまいたいのが本音。
でも先に言わなきゃダメだ。
唯が不安で泣きそうな顔をしてる。
何年も、片時も唯に悟られないようにしてきた思いを
寄り道までして、人を傷つけてさえ変わらなかった思いを。
「唯」
俺はベッドの前に膝まづいて、ベッドに腰掛ける唯を少し見上げて
唯の名前を呼ぶ。
物心ついた時から何度も呼んできた名前だけど、
今までで1番、愛しい響きに聞こえた。