幼馴染と甘恋っ!♡
いいんだよ。
北野なんか、可愛い女子にちやほやされてれば。
どうせ私なんか、あの子たちみたい女子力もなければ
あの子達の仲に入る勇気もないんだし。
私達がその場を立って、体育館のドアに向かって歩いていると…
「危ない!!」
バスケットボールが私の顔面に、一直線に飛んで来て
私は思わずびびって足が立ちすくんで、、、
バシッ…
「誰だよ!琴乃に向かって投げたの!ノーコン!」
北野が右手で、私の目の前でパッとバスケットボールを受け止めていた。
「大丈夫?」
北野は、男子にそう怒鳴りながらも
すぐに振り返って私の怪我を確認する。
なん…で…
女子に囲まれてたくせに…
ちやほやされてれば、よかったのに…
…何で、気づいたの?