幼馴染と甘恋っ!♡
すると那月ちゃんは、ニヤッと笑って
「クリスマス楽しんで。
あと、那月は苗字だから。」
と言って私の隣を通り過ぎていった。
み…苗字なのか…!
そ、そっか…
ふふ。
圭ちゃんは、そのあとすぐに私の姿に気がついた。
「唯、補習終わったの?」
「うんっ!」
私はそう返事して、圭ちゃんの手をとる。
「あれ、唯からなんて珍しいね」
「…そ、そうかなぁ」
「なんか嬉しいことでもあった?」
「…うんっ!
今、圭ちゃんに会えたこと〜!♪」
「ふっ、何それ」
圭ちゃんはそう笑いながらも、私の手をぎゅっと握り返してくれた。
「圭ちゃんっ、さっき
那月ちゃんから何もらったの?」
単に気がかりだった私は、能天気にそんなことを聞く。
「………絶対言わない」
「…え?どうして?なんで?」
「どうせ後で使うんだからいいよ、ほら歩いて」
「…?教えてよぉ〜っ、圭ちゃん…っ!」
…だって、だって…
…アレだったなんて、夢にも思ってなかったんだもん…!!!