幼馴染と甘恋っ!♡
「な、何赤くなって…」
「かなちゃん、」
北野は私の言葉も聞こえてないかのように、そう呟いて
私に近づく。
そして、静かにごく当たり前かのようにスマホをとりだして
「撮っていい?」と聞いてきた。
「いいわけねーだろ」
「お願い、めっちゃかわいい」
「か、…かわ…!?」
「そのヘアピン」
「コロス」
「うそごめんほんとごめん」
北野はそうやって謝るとスマホをしまって
「ねぇ、可愛い」と私を見つめながらつぶやく。