幼馴染と甘恋っ!♡




「…うっ…うっ…」



泣き声で、唯がお風呂か上がったのがわかる。


「まだ泣いてるの?おいで」



ソファに座ったまま振り返って、唯にそう言うと



素直に俺の膝の上に乗った。



左足の膝に乗って、横を向いて座る唯。




「…ぐすん…」




ギュ…ッ




「んー?どうした、唯」



「…ひっく…ひっく….」



「怖かったの?」




「…ひっく…(コクリ)」



「そっかそっか」





そう言いながら、小さい唯を抱きしめて



まだ濡れている髪を撫でた。



いい香りする。シャンプーだ。




唯の香り。




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