幼馴染と甘恋っ!♡
ガラガラッ…!!…ガタタッ!
思いっきり全力で保健室のドアを開けると、
噛み合わせが外れた。
そんなのも気に留めず、カーテンのしまっているベッドに駆け寄った。
「唯!大丈夫?」
ベッドを覗くと、唯が小さくなって
うずくまっていて 俺の姿を見ると安心したようにふわっと笑った。
『なんだよ、俺、部活中なんだけど。
緊急なの?』
『小南…!小南が倒れた! 』
『は?何で?どこ?』
『わかんない。とりあえず保健室、走って!お願い!』
北野は急いで来たのか息を切らしながらそう言って、早く!と俺を急かした。
ほんと好きだよな、唯のこと。
『わかった、ありがと』
ってことで、原因不明の病に倒れたらしい唯のもとへ全力で走ってきた。
陸上部でよかった。