幼馴染と甘恋っ!♡
「どうしたの?しんどい?」
唯はとろんとした目で俺をみながら、ゆっくりと首を振った。
元気ないけど、とりあえず目が開いててよかった。
意識とかなかったら、どうしようかと思った。
唯のおでこに手を当てると、熱はないみたいだ。
「どうして倒れたのかわかる?
覚えてる?」
そう聞くと、唯は少し笑って力なくこくりと頷いた。
「…は…ーて…ーっ…ら…ー」
小さくつぶやく唯の声が聞き取れない。
「ごめん、唯もう一回」
そう言うと、唯はまたゆっくり首を振って
腕を少し広げた。
抱きしめてってことかな。