幼馴染と甘恋っ!♡







「んー…ん」




私は、四つん這いになってとことこ歩いて
圭ちゃんの正面に回った。





ぎゅっ…







圭ちゃんの膝の間にすっぽりはまりながら
正面からぎゅっと抱きつく。





「んー?」




「好き、好き、好き」





ぎゅっ…



圭ちゃんも、優しく包み込むように抱きしめてくれる。


圭ちゃんの吐息が、耳にかかってくすぐったい。






「俺も」





耳元で聞こえるハスキーボイス。

いつもより少し低くて、優しいよりもちょっぴり甘くて。







「んー…んー…」






「何そんなうなってるの、唯」





圭ちゃんが笑いながら、耳元でささやく。


静かな夜、幸せな時間。






< 83 / 390 >

この作品をシェア

pagetop