別れ話
そんなことを考えながら歩いているといつの間に無言で歩いていた

君は僕の変化に気付いたみたいだ

「ねぇ、今日は一緒に帰れる?」


「今日は友達と約束してるから無理だなー」

僕の返事に君は俯く


「ゆうちゃん、みぃのこと嫌いになった?」

君は祐輔という名前をゆうちゃんと呼ぶ
僕は亜美という名前をみぃと呼ぶ


「嫌いじゃないよ」


僕はそれしか言えなかった
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