浮気男に逆襲を!


終始にこやかに談笑し、あっという間に学校到着。



「じゃあ、また昼休みなっ」


「は~い」



学年が違うので玄関で別れ、それぞれのクラスへ向かう。


その間、あたしを変な目で見る人は1人もいなかった。


どうやら市井さんたちが本当に噂を流してくれたらしい。


渡る世間に鬼は無しだな。


クスッと笑みをこぼし、見慣れた教室に入る。



「おはよー」



すると、クラス中の視線が一気に集まった。


女子は目をキラキラ輝かせ、男子は微かに頬を紅潮させてビックリしてる。


な…何でしょう?


ちょっと嫌な予感。


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