浮気男に逆襲を!
「納得できない! どうして急にそんなこと言うの! ?」
いつになく取り乱した様子で叫ぶ彼女。
うーむ……何やらただならぬ空気。
さすがに、このタイミングで2人の横を通り過ぎるのはためらわれるな。
ってことで、仕方なくその場にしゃがみこんで壁にもたれる。
そして両手で耳を塞ぎ、ぎゅっと目をつぶる。
盗み聞きはモラルに反しますからね。
とはいえ、筋肉痛でダルさMAXの足にこれ以上負担はかけたくないのが正直なところ。
じっとしてるとお腹空いちゃうし。
つーわけで、そこのピンクカップルに心の中で警告文を通達。
あなた方は、怒ると怖い中沢ちゃんに完全に包囲(?)されている。
命が惜しくば長話は控えよ。