浮気男に逆襲を!
「せんぱーい」
「ん?」
「あたし、明日伸平と戦うから」
「戦う?」
「うん。今度こそ完璧に終わらせる」
メラメラ燃えた瞳を向けると、先輩は苦笑いで頷いた。
「まぁ、りんがそこまで言うなら止めねぇよ」
「ありがと。頑張るわ」
「俺はいつでも味方だからな?」
「わかってるって♪」
ニカッと笑って、自分から先輩の手を握る。
うわ。超あったかい。
ぬくもりパネェす!
「なんか、随分積極的だな」
「んー? そう?」
「……しれっとしてるとこは相変わらずみたいだけど」
それでこそりんだ。
うんうん頷きながら、納得したように呟く。
はて何のことやら。