浮気男に逆襲を!


「うん、よく似合ってる。さすが私の娘ね」



フフッとオトナな笑みを浮かべる。


うっかり惚れそうになるね。



「あら…そういえば凛花、時間大丈夫なの?」


「え? まだ余裕……って、やばっ! もうこんな時間! ?」



約束の11時まで20分しかないじゃん! !



「ごめん、もう行かないと!」



トートバッグ片手にバタバタと玄関へ。



「まったくそそっかしいわねー。慌てて事故るんじゃないわよ?」


「うん! 行ってくんね!」



バタンッと勢いよくドアを閉め、猛スピードでかけ出した。


やばいやばい、間に合えーっ!!!


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