不良リーダーの懸命なる愛
青天の霹靂
よく耳を澄ますと、校長先生たちの声が聞こえてきた!
「いやぁ、何の騒ぎかと思って飛び出してきたら、まさか君に逢えるなんてなぁ~!」
え??
校長先生がリーダーの女性に笑顔で挨拶してる……!?
一体どういうこと!??
「お久しぶりです。卒業以来なんで、約三年ぶりですかね?」
え!?
卒業以来って、まさか!!
「うちの高校のOGか…?!」
霧島くんも私と同じことを思ったみたいで、
二人で顔を見合わせてしまった!
「そうだな!あれから元気にやっとるか?まぁ君の噂はちょくちょく耳にするがな!ガハハッ!」
「はい。この通り、元気でやっております。校長先生もお元気そうで何よりです!」
あれ?!
あの女の人、さっきと態度がまるで違うっ!!!
べ、別人みたい!!
「それにしても変わらんなぁ、君は!その派手な格好といい、利発な感じといい、我が校では今だに君を抜く存在はまだいないよ!ガハハッ!」
「有難うございます。」
リーダーの女性が深々と頭を下げた!
「ガハハ!そんなに謙遜せんでもいいだろう!!まさか我が高校から西大学の入学式総代に選ばれた生徒がいたとはな!!私も鼻が高いのだよ!!」
え!!!
に、西大学!!?
西大っていえば、国立大学の名門中の名門っ!!!
その……総代が、
まさかあの女の人!!?
信じられず、周りの生徒たちの騒ぎもヒートアップする!!
「たまたま運が良かっただけですよ。しかしこの高校は私が居たときと全く変わりませんね。派手な生徒が多いです。」
「ハハッ!確かにな!だが私はこれ以上校則を厳しくするつもりは無いのだよ!君みたいな生徒がいたことも、誇りに思ってる!それにこの高校の知名度も、謂わば君の功績の賜物と言っても過言では無い!」
「そうですか。お役に立てて光栄です。あ!先生のお孫さんはお元気ですか?」
「あぁ!もう~孫娘は君にどうも憧れてるみたいでな!!必死に勉学に励んでいるよ!たまに “会いたい、会いたい” 言われて敵わん時があるんだ!」
「あはは。そうですか!それを聞いて安心しました。」
「また機会があったら会ってくれんかな?君に助けられたあの日から、孫娘の中では君がヒーローのようでな!ガハハッ!!私も孫を助けてもらって、君には今でも感謝してるんだよ!!ハハハハッ!!!」
す、凄く話が盛り上がってる……!!
笹原さん達もその光景についていけてないのか、
ポカーンとただただ見ていた……。
「そういえば校長先生。近々あまり良くない噂を耳にするのですが…。」
「ん!?良くない噂!??」
「はい。なんでも………この学校の生徒数名が “援助交際” をしている!!…とか。」
「なっ!!なんだって!!??え、えんじょ…!?」
「それだけではなく、どうも “風俗店” にまで出入りしている!!……とか。しかもその生徒たち、学校内で酷いイジメをしてるようですよ?ご存知ありませんでしたか?」
こ、校長先生が固まってる……!!!
「まさかとは思うが、その数名の生徒って……。」
ボソッと霧島くんが呟くのと同時に、
笹原さん達が明らかに動揺する姿が見える!!!
するとそこへ!!
「あ!里菜ちゃん!!」
と、スーツを着た若い男性が正門を通って笹原さんに抱きついてきた!!
え!?
今度はなに!?
イキナリの彼の登場に、笹原さんも目を丸くしている!!
「亮介!?どうしてこんなところに!?」
「どうしてって、昨日 “また会おうね” って約束したジャン!里菜にナイショで生徒手帳こっそり見てさ、この高校の前で待ち伏せてしてたってワケ!!な?ホテル行こ?」
「ちょっと!!やめてよ!いまそれどころじゃ…」
すると怒鳴り声が聞こえてきた!!
「ちょっと里菜ッッ!!!!!」
「いやぁ、何の騒ぎかと思って飛び出してきたら、まさか君に逢えるなんてなぁ~!」
え??
校長先生がリーダーの女性に笑顔で挨拶してる……!?
一体どういうこと!??
「お久しぶりです。卒業以来なんで、約三年ぶりですかね?」
え!?
卒業以来って、まさか!!
「うちの高校のOGか…?!」
霧島くんも私と同じことを思ったみたいで、
二人で顔を見合わせてしまった!
「そうだな!あれから元気にやっとるか?まぁ君の噂はちょくちょく耳にするがな!ガハハッ!」
「はい。この通り、元気でやっております。校長先生もお元気そうで何よりです!」
あれ?!
あの女の人、さっきと態度がまるで違うっ!!!
べ、別人みたい!!
「それにしても変わらんなぁ、君は!その派手な格好といい、利発な感じといい、我が校では今だに君を抜く存在はまだいないよ!ガハハッ!」
「有難うございます。」
リーダーの女性が深々と頭を下げた!
「ガハハ!そんなに謙遜せんでもいいだろう!!まさか我が高校から西大学の入学式総代に選ばれた生徒がいたとはな!!私も鼻が高いのだよ!!」
え!!!
に、西大学!!?
西大っていえば、国立大学の名門中の名門っ!!!
その……総代が、
まさかあの女の人!!?
信じられず、周りの生徒たちの騒ぎもヒートアップする!!
「たまたま運が良かっただけですよ。しかしこの高校は私が居たときと全く変わりませんね。派手な生徒が多いです。」
「ハハッ!確かにな!だが私はこれ以上校則を厳しくするつもりは無いのだよ!君みたいな生徒がいたことも、誇りに思ってる!それにこの高校の知名度も、謂わば君の功績の賜物と言っても過言では無い!」
「そうですか。お役に立てて光栄です。あ!先生のお孫さんはお元気ですか?」
「あぁ!もう~孫娘は君にどうも憧れてるみたいでな!!必死に勉学に励んでいるよ!たまに “会いたい、会いたい” 言われて敵わん時があるんだ!」
「あはは。そうですか!それを聞いて安心しました。」
「また機会があったら会ってくれんかな?君に助けられたあの日から、孫娘の中では君がヒーローのようでな!ガハハッ!!私も孫を助けてもらって、君には今でも感謝してるんだよ!!ハハハハッ!!!」
す、凄く話が盛り上がってる……!!
笹原さん達もその光景についていけてないのか、
ポカーンとただただ見ていた……。
「そういえば校長先生。近々あまり良くない噂を耳にするのですが…。」
「ん!?良くない噂!??」
「はい。なんでも………この学校の生徒数名が “援助交際” をしている!!…とか。」
「なっ!!なんだって!!??え、えんじょ…!?」
「それだけではなく、どうも “風俗店” にまで出入りしている!!……とか。しかもその生徒たち、学校内で酷いイジメをしてるようですよ?ご存知ありませんでしたか?」
こ、校長先生が固まってる……!!!
「まさかとは思うが、その数名の生徒って……。」
ボソッと霧島くんが呟くのと同時に、
笹原さん達が明らかに動揺する姿が見える!!!
するとそこへ!!
「あ!里菜ちゃん!!」
と、スーツを着た若い男性が正門を通って笹原さんに抱きついてきた!!
え!?
今度はなに!?
イキナリの彼の登場に、笹原さんも目を丸くしている!!
「亮介!?どうしてこんなところに!?」
「どうしてって、昨日 “また会おうね” って約束したジャン!里菜にナイショで生徒手帳こっそり見てさ、この高校の前で待ち伏せてしてたってワケ!!な?ホテル行こ?」
「ちょっと!!やめてよ!いまそれどころじゃ…」
すると怒鳴り声が聞こえてきた!!
「ちょっと里菜ッッ!!!!!」