不良リーダーの懸命なる愛
秘策
「なっ!!見ちゃいけねぇ!!こっち来ちゃ駄目だ、咲希!!!」
と、霧島くんが私を制止する!
「え!?駄目なの??」
すると准平くんが霧島くんを追い越して私の元へ!
「いいじゃん、理人さん!ピュア子ちゃんに見せてもさぁ~。 “俺は覚悟を決めた!” ってこの間、言ってたじゃーん!見て見て!ピュア子ちゃん!!理人さんのう・つ・く・し・さ♪」
と、准平くんが私に持っていた紙を一枚手渡してくれる。
「美しさ……??」
「わっ!!!見るなっ!!!准平止めろ!!!!」
「ジャジャジャアーーン!!!理人さんの女装写真!!お披露目~~♪」
こ、これはっっ!!!!!
A4サイズの紙にはなんと!
霧島くんのチャイナドレス姿の写真がデカデカと印刷されていた!!
思わず言葉を失ってしまう私に、霧島くんが必死に説得してくる!
「違うっ!!!これは俺じゃねぇから!!!」
「…………。」
「俺はこんなモン着た覚えもねぇし、きっと合成で作り上げた偽物なんだ!!そうに違いねぇ!!!」
「…………。」
「じゅんぺえぇぇぇーーーッ!!!!!てめぇ……よくも俺にこんな仕打ちをしやがったなあぁ!!?何の目的があってこんなことっ!!!!」
「うわっ!!待った!理人さん!!話を聞いて!!」
「あ!てめぇ!!!咲希の後ろに隠れんじゃねえぇぇ!!!!覚悟はできてんだろうなぁ!!?あぁ”!!?」
「…………れい。」
「…ん”!?さ、咲希!??ど、どうした?!安心してくれ!!絶対俺の無実を証明して…」
「きれい!霧島くん!!ハーフの女性みたいっ!!」
「……………………………え?」
見れば見るほど似合いすぎてて、
雑誌のモデルさんにも劣らない美しさだった!!
「でしょっ!?さっすがピュア子ちゃんっ!見る目あるぅ~。」
「お、おい、咲希?!これは俺じゃないんだぞ?!」
霧島くんはそう言うけど……。
「でも、これはどう見ても霧島くんだよね?准平くん、この写真……というか、このチラシは何処で手に入れたの??」
と、私の後ろに隠れている准平くんに訊くと、
「え?!何処でって、理人さんからもらったもんだよ。ソレ。」
「え?!」
二人して霧島くんの方を見やる…。
「はぁ!!?嘘つけッ!!!准平、俺を本気で怒らせてぇーのかぁ!!?あぁ”!!?」
と、霧島くんが准平くんに威嚇してくる!!
ひいぃぃ!!
ヤクザッ!
すると准平くんも少しムキになって霧島くんに反抗した!
「ちょ、ちょっとタンマ!!だぁってマジだよ!!理人さんこそ、何をいまさら恥じらってるかわかんねぇけどさ、俺は言われた通りヤッただけだもん!」
「言われた通り……だ?」
「そ、そうだし!電話で俺に今回の作戦を支持してくれたのは、他の誰でもなく理人さんジャン!!それをいまさら、しらばっくれんなんてアリかよ?!!」
電話……?
「携帯でさ、俺に言ってくれたジャン!! “こんなこと頼める奴はお前しかいねぇ!よく聞けよ?” ってさ!!着歴だって残ってるし!!ほら!」
准平くんの携帯を霧島くんが受け取ると、
何か気がついたみたいで言葉が返ってきた!
「……おい。もしかしていま校内に流れてんの、テープか?」
「そ、そうだけど。理人さんに言われた通りさ、放送委員脅して、流させてもらったんだ!」
お、脅したの?!
わざわざ!?
「……このビラ。作ったのはお前じゃねぇな?」
「あったりまえジャン!理人さんが作ったモンで、俺はソレを刷っただけだもん!」
「じゃあ訊くが、あのテープとこのビラ。渡してきた奴はどんな奴だ…?」
「え”!?だってそれは “暗黙の了解” っていうので、言わない約束じゃ…!」
「答えろ。」
霧島くんの有無も言わさない圧力が私を通して准平くんにのしかかっていた!!
その頃。別の場所ではーー
「あぁ〜。やっぱりお茶はダージリンが一番よね〜♪」
コピ・ルアックにて、くつろぐマリコの姿があった。
「ほぉ〜んと。お茶も悩みもストレートに限るわ。本質を見抜けば後は簡単よ!フン!」
単なる独り言であった……。
「………それにしても、このお腹。昔みたいなスリムな体に戻らないかしら?またあの時のチャイナ服着てみたいわね〜♪」
と、霧島くんが私を制止する!
「え!?駄目なの??」
すると准平くんが霧島くんを追い越して私の元へ!
「いいじゃん、理人さん!ピュア子ちゃんに見せてもさぁ~。 “俺は覚悟を決めた!” ってこの間、言ってたじゃーん!見て見て!ピュア子ちゃん!!理人さんのう・つ・く・し・さ♪」
と、准平くんが私に持っていた紙を一枚手渡してくれる。
「美しさ……??」
「わっ!!!見るなっ!!!准平止めろ!!!!」
「ジャジャジャアーーン!!!理人さんの女装写真!!お披露目~~♪」
こ、これはっっ!!!!!
A4サイズの紙にはなんと!
霧島くんのチャイナドレス姿の写真がデカデカと印刷されていた!!
思わず言葉を失ってしまう私に、霧島くんが必死に説得してくる!
「違うっ!!!これは俺じゃねぇから!!!」
「…………。」
「俺はこんなモン着た覚えもねぇし、きっと合成で作り上げた偽物なんだ!!そうに違いねぇ!!!」
「…………。」
「じゅんぺえぇぇぇーーーッ!!!!!てめぇ……よくも俺にこんな仕打ちをしやがったなあぁ!!?何の目的があってこんなことっ!!!!」
「うわっ!!待った!理人さん!!話を聞いて!!」
「あ!てめぇ!!!咲希の後ろに隠れんじゃねえぇぇ!!!!覚悟はできてんだろうなぁ!!?あぁ”!!?」
「…………れい。」
「…ん”!?さ、咲希!??ど、どうした?!安心してくれ!!絶対俺の無実を証明して…」
「きれい!霧島くん!!ハーフの女性みたいっ!!」
「……………………………え?」
見れば見るほど似合いすぎてて、
雑誌のモデルさんにも劣らない美しさだった!!
「でしょっ!?さっすがピュア子ちゃんっ!見る目あるぅ~。」
「お、おい、咲希?!これは俺じゃないんだぞ?!」
霧島くんはそう言うけど……。
「でも、これはどう見ても霧島くんだよね?准平くん、この写真……というか、このチラシは何処で手に入れたの??」
と、私の後ろに隠れている准平くんに訊くと、
「え?!何処でって、理人さんからもらったもんだよ。ソレ。」
「え?!」
二人して霧島くんの方を見やる…。
「はぁ!!?嘘つけッ!!!准平、俺を本気で怒らせてぇーのかぁ!!?あぁ”!!?」
と、霧島くんが准平くんに威嚇してくる!!
ひいぃぃ!!
ヤクザッ!
すると准平くんも少しムキになって霧島くんに反抗した!
「ちょ、ちょっとタンマ!!だぁってマジだよ!!理人さんこそ、何をいまさら恥じらってるかわかんねぇけどさ、俺は言われた通りヤッただけだもん!」
「言われた通り……だ?」
「そ、そうだし!電話で俺に今回の作戦を支持してくれたのは、他の誰でもなく理人さんジャン!!それをいまさら、しらばっくれんなんてアリかよ?!!」
電話……?
「携帯でさ、俺に言ってくれたジャン!! “こんなこと頼める奴はお前しかいねぇ!よく聞けよ?” ってさ!!着歴だって残ってるし!!ほら!」
准平くんの携帯を霧島くんが受け取ると、
何か気がついたみたいで言葉が返ってきた!
「……おい。もしかしていま校内に流れてんの、テープか?」
「そ、そうだけど。理人さんに言われた通りさ、放送委員脅して、流させてもらったんだ!」
お、脅したの?!
わざわざ!?
「……このビラ。作ったのはお前じゃねぇな?」
「あったりまえジャン!理人さんが作ったモンで、俺はソレを刷っただけだもん!」
「じゃあ訊くが、あのテープとこのビラ。渡してきた奴はどんな奴だ…?」
「え”!?だってそれは “暗黙の了解” っていうので、言わない約束じゃ…!」
「答えろ。」
霧島くんの有無も言わさない圧力が私を通して准平くんにのしかかっていた!!
その頃。別の場所ではーー
「あぁ〜。やっぱりお茶はダージリンが一番よね〜♪」
コピ・ルアックにて、くつろぐマリコの姿があった。
「ほぉ〜んと。お茶も悩みもストレートに限るわ。本質を見抜けば後は簡単よ!フン!」
単なる独り言であった……。
「………それにしても、このお腹。昔みたいなスリムな体に戻らないかしら?またあの時のチャイナ服着てみたいわね〜♪」