不良リーダーの懸命なる愛
高鳴り
「さっきから見てくるけど、どした?」
え?
その言葉にハッと我に返ると霧島くんが私を見ていた!!
あ!
しまった……!!
霧島くんをチラ見してるのを本人に気づかれた?!
眼鏡をかけてこちらを見てくる霧島くんは何だか少し照れているような、
さっきまでのあの余裕はあまり感じられない。
私は慌てて謝る!
「ごごごごめんなさいっっ!!!あの、凄く教えるのが上手だなと感心してしまって!!そ、それと、あの、眼鏡が……凄く似合うな……と。」
想ったことを素直に口にしてみることに!
でもなんだろ…?
霧島くん相手だと恥ずかしさが増すなぁ……。
「あぁ。コレか。俺少し遠視あるから、ちいせぇ文字とか視んのは眼鏡かけた方が楽なんだゎ。」
そうなんだ…!新たな発見!
「学校でもかけてるんですか?」
「いや。今だけな。」
え?
今だけ??
「学校でかけると、なんか知らねえけど女子が携帯のカメラで撮ってくるから、それがウザくて今は使ってない。」
え”!!
ま、まさか、
撮影会があるなんて!!!
しかも無断で行なうとは……!
そんなことってあるんだな~。
なんか芸能人みたいだな、霧島くんって…。
一方、本人はその時のことを思い出しているのか、
ウンザリ…という感情丸出しでため息をついている。
「大変だったんですね…。」
「んー。まぁ俺もあんまし眼鏡馴れしてないから、それでかけなくなっちまったってのも有るな。」
………ということは。
この霧島くんの眼鏡姿は、まさに “レア霧島くん” って事だよね?!
ほぉ~。
っと、またじぃ~っと見ていると。
「………今度はなに?」
「え?!!」
「また見てるから。」
あ………。
またやっちゃった!
「あの、ただ私は霧島くんの許可なく撮影しようなんて魂胆は1mmも無いので!安心して下さいね!」
するとハハッとまた霧島くんから笑顔がこぼれた!
「べつにいいけど。撮っても。」
「へ?!」
あれ?!
さっき撮られて “ウザい” って……。
あれは空耳?!!
「咲希ならいいけど。ていうか、普通に嬉しいし。………今度二人で写真撮らない?その……咲希が嫌じゃなければ。海とかバックにしてさ…。」
え!!!
特別に写真のお許しが出たっ!!?
しかも二人…………ということは、
ツーショット!!??
思ってもみない待遇に、一時停止状態になる私……。
「……ダメ?」
「…………え??……あ、いえっ!!その、お、お、お供させて頂きます!!」
思考が追いついてなくて、そんなことを口走ってしまった!
「ブハッ!なんだよ、その反応…!アハハハッ」
「ちょ!霧島くん、ここ図書館だから!静かにしないとっ!!!」
「そういう咲希の方が声デカいけど?ククク…。」
「へ?」
周りを見渡すと、何人かがこっちを見ている!!
「うっ…。気をつけます……。」
その言葉にまた霧島くんは吹き出しそうになったけど、なんとか笑いを堪えて顔を上げる。
「ほんと、咲希といると飽きねぇな!マジ大事だゎ、…咲希のこと。」
ドキンッ
「あ…ありがとう…ございます……。」
そう答えるのがやっとだった…。
だって、今まで感じたことがないんだもん!!
こんなに胸が高鳴ったことは……。
「よし、じゃ再開するか。ちゃんとついてこいよ?」
「!!は、はい!」
でも私自身、
この “原因” を知ることになるのはまだ先で……、
霧島くんと友達になれたことにただ満足してたんだ。
この時の私は…。
え?
その言葉にハッと我に返ると霧島くんが私を見ていた!!
あ!
しまった……!!
霧島くんをチラ見してるのを本人に気づかれた?!
眼鏡をかけてこちらを見てくる霧島くんは何だか少し照れているような、
さっきまでのあの余裕はあまり感じられない。
私は慌てて謝る!
「ごごごごめんなさいっっ!!!あの、凄く教えるのが上手だなと感心してしまって!!そ、それと、あの、眼鏡が……凄く似合うな……と。」
想ったことを素直に口にしてみることに!
でもなんだろ…?
霧島くん相手だと恥ずかしさが増すなぁ……。
「あぁ。コレか。俺少し遠視あるから、ちいせぇ文字とか視んのは眼鏡かけた方が楽なんだゎ。」
そうなんだ…!新たな発見!
「学校でもかけてるんですか?」
「いや。今だけな。」
え?
今だけ??
「学校でかけると、なんか知らねえけど女子が携帯のカメラで撮ってくるから、それがウザくて今は使ってない。」
え”!!
ま、まさか、
撮影会があるなんて!!!
しかも無断で行なうとは……!
そんなことってあるんだな~。
なんか芸能人みたいだな、霧島くんって…。
一方、本人はその時のことを思い出しているのか、
ウンザリ…という感情丸出しでため息をついている。
「大変だったんですね…。」
「んー。まぁ俺もあんまし眼鏡馴れしてないから、それでかけなくなっちまったってのも有るな。」
………ということは。
この霧島くんの眼鏡姿は、まさに “レア霧島くん” って事だよね?!
ほぉ~。
っと、またじぃ~っと見ていると。
「………今度はなに?」
「え?!!」
「また見てるから。」
あ………。
またやっちゃった!
「あの、ただ私は霧島くんの許可なく撮影しようなんて魂胆は1mmも無いので!安心して下さいね!」
するとハハッとまた霧島くんから笑顔がこぼれた!
「べつにいいけど。撮っても。」
「へ?!」
あれ?!
さっき撮られて “ウザい” って……。
あれは空耳?!!
「咲希ならいいけど。ていうか、普通に嬉しいし。………今度二人で写真撮らない?その……咲希が嫌じゃなければ。海とかバックにしてさ…。」
え!!!
特別に写真のお許しが出たっ!!?
しかも二人…………ということは、
ツーショット!!??
思ってもみない待遇に、一時停止状態になる私……。
「……ダメ?」
「…………え??……あ、いえっ!!その、お、お、お供させて頂きます!!」
思考が追いついてなくて、そんなことを口走ってしまった!
「ブハッ!なんだよ、その反応…!アハハハッ」
「ちょ!霧島くん、ここ図書館だから!静かにしないとっ!!!」
「そういう咲希の方が声デカいけど?ククク…。」
「へ?」
周りを見渡すと、何人かがこっちを見ている!!
「うっ…。気をつけます……。」
その言葉にまた霧島くんは吹き出しそうになったけど、なんとか笑いを堪えて顔を上げる。
「ほんと、咲希といると飽きねぇな!マジ大事だゎ、…咲希のこと。」
ドキンッ
「あ…ありがとう…ございます……。」
そう答えるのがやっとだった…。
だって、今まで感じたことがないんだもん!!
こんなに胸が高鳴ったことは……。
「よし、じゃ再開するか。ちゃんとついてこいよ?」
「!!は、はい!」
でも私自身、
この “原因” を知ることになるのはまだ先で……、
霧島くんと友達になれたことにただ満足してたんだ。
この時の私は…。