爽やか王子は悪魔のような人でした



「っせーな、少し黙ってろ。」



七瀬君がそう叫ぶ。




「……っ!」



私、嫌な女だ。七瀬君のプライベート、人間関係なんて私に口出しする権利はないのに、

嫌と言いたい。
その女の人と会わないでって思っちゃう。


これ以上ここにいると私の心壊れちゃうかも…っ!



「ご、ごめんね、迷惑だったよね、
うん、バイバイ、その女の人にお邪魔してごめんなさいって謝っといて。」



そう言うだけ言ってその場から逃げる。
< 149 / 304 >

この作品をシェア

pagetop