爽やか王子は悪魔のような人でした



走る走る走るーー



しばらく走ってから七瀬君が追ってこないことを確認してから少し休憩。


そして思う。


逃げれたはいいけど、ここはどこだろ?



でもなんか、見覚えがある道……


あっ、ここは料理教えてもらうときに迷った道だ。



確か、このまま真っ直ぐ行けばーー



「あった、小鳥遊さんの家。」



白い大きい犬が私を警戒している。



そう言えば、七瀬君と小鳥遊さんは知り合いなのかな?


私は知らないけど小鳥遊さんの家があるって言っただけで私の場所当てちゃうもん。



きっと知り合いだよね。



迷った私は小鳥遊さんの家のインターホンを押す。
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