爽やか王子は悪魔のような人でした
「おまえさ、結菜ちゃんって知ってる?」
『……………ハァ?』
マヌケな声を出す聖夜。
『なんでおまえが結菜を知ってるんだよ?ってか、今おまえのところにいるのか?』
「ん、いるよ。俺の家に。」
『っ、なんでテメェのところにいるんだよっ⁉︎
くっそ、わかったよ、今からそっち行くから待ってろっ!
いいか?手だすなよ?出したら殺す。』
そう言って切れた電話。
…慌てすぎじゃね?
てか、殺すとか物騒なこと言わないでよ。
そう思いながら部屋に戻る。