爽やか王子は悪魔のような人でした
部屋に戻ると結菜ちゃんがのんびりとお茶を飲んでた。
「ねぇ、結菜ちゃん、そういえばなんで俺の家に来たの?ってか、聖夜の知り合いってわかったの?」
「あー、それはーー」
俺が聞くと全て話してくれた結菜ちゃん。
つまり、結菜ちゃんは方向音痴で聖夜の家行くときに迷った場所が俺の家の前。
それを聞いて駆けつけてきた聖夜を見て結菜ちゃんは、
この家の人と七瀬君は友達なんだぁ…とか判断。
その数日後、今日、つまり聖夜の誕生日びっくりさせようと思って秘密で
聖夜の家に行った。
でも聖夜の家から女の人の声が。
それで悲しくなった結菜ちゃんは聖夜から逃げてまた迷子…と思ったけど
たまたま俺の家の近くで、この近くの家の人と七瀬君は友達なんだったね、
とか思って、俺の家のインターホンを押したのか。