爽やか王子は悪魔のような人でした
「確かに俺は大っ嫌い。でもさ、なんかおまえが嫉妬とかしてくれちゃうと
とてつもなく可愛く思えてくるんだよね。惚れた弱みってやつ?」
その言葉に一気に真っ赤になる結菜ちゃん。
「な、な、七瀬君っ!
なんか最近おかしいよ、性悪じゃないよっ!」
「へえ?おまえは俺が性悪の方がいいんだ?てかさ、俺を性悪って言っていいの?
あ、もうひとつあった。
おまえ、俺を疑うとかありえねーからな?しかも同じ静香で2回も嫉妬しちゃうなんて静香もビックリだわ。
よし、そんな結菜ちゃんにいい情報があります。」