爽やか王子は悪魔のような人でした
「あー、結菜ちゃん良い子すぎっ!
可愛いし、サイコーね。聖夜にはもったいないわ。」
ギューと抱きしめられて少し戸惑ってると七瀬君が静香を離してくれた。
「……離れろ、困ってるだろ、バカ。」
「えーそう?ごめんね、結菜ちゃん。」
申し訳なさそうに言う静香。
「ううんっ…全然大丈夫だよ。」
「そう?なら良かった。
あ、それより誕生日パーティーの続きね。」
静香はそう言って私の座る場所を教えてくれる。
誕生日パーティーの始まりです。