爽やか王子は悪魔のような人でした




「さー、夏川、このプリントの件な。」



「あ、はい。」



***



「ありがとうございました。さようなら。」



「いえいえ、気をつけて帰れよ。」



プリントも無事解決して家に帰る。



そーいえば、今日告白されたんだよね、
私。


でも私…七瀬君が好きだし…少し考えてって言われたけどいくら考えても七瀬君を選ぶと思うし…


でもなんて断ればいいの?
無難にごめんなさい?てか、ごめんなさいって無難なの?



「うーん、わかんないや。静香に聞こうかな。」



七瀬君のときも色々アドバイスしてくれた、静香。


頼ってばっかりはダメなことくらいわかってるけどでも…


自分に言い訳をしながら静香に電話をかけた。
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