爽やか王子は悪魔のような人でした




「荒木くん、ありがと。
友達としてこれからもよろしくね。」



「おぅ、じゃーな。」



中庭から離れて教室に向かう途中、



ドンッーー



「きゃっ…!」



「おっと…っ!」



誰かとぶつかってしまった。



その人が持ってたプリントの山が床に散らばる。



「ひゃ、ご、ごめんなさいっ!」



急いでプリントを拾う。



「ごめんね、こっちもよそ見してたから…」



プリントを全部拾い終わり渡そうとする。


「これで全部です………あ…」




でも、私のぶつかった人は七瀬君だったらしく向こうも驚いている。
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