爽やか王子は悪魔のような人でした




資料室についた。



「そのプリント、そこに置いて。」



「あ、うん。」



プリントを置いて帰ろうとすると、



「おい。」



「ひぇっ!」



気づいたときには壁ドンというやつをされていた。



「な、なに?」



「あいつと付き合ってんの?荒木と。」



なに、言ってるの?
付き合ってるわけないじゃん。


そう言おうと思ってるのに口を開けば、



「七瀬君には関係ないじゃん…っ!」



と言ってしまう。

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