爽やか王子は悪魔のような人でした
「はー、本当モテるね、七瀬君。
でもね、2人とも知ってる?
この間私、七瀬君の告白現場に遭遇しちゃって…」
この際、七瀬君の最低なことを全部話しちゃおう。
でも……
「夏川さん、ちょっといいかな?」
後ろに王子スマイルの七瀬君がいた。
「は、七瀬君っ⁉︎ 」
…話そうとしてたのバレてたかな?
ヤバイ、ごまかせ私。
脳がそう言っている。
助けを求めようとミキと舞を見ると2人とも七瀬君に見惚れてた。