爽やか王子は悪魔のような人でした




「てか、なんでクリスマスまで兄妹で過ごさなきゃなんないの?」



それは…ごもっともだけど…



「そんなに会えないでしょ。」



一緒に暮らしてないわけだし。



「は?学校でいつも会ってるから。そんなん特別に会う必要ねぇよ。」



「でも…冬休みだよ?」



冬休み中は学校でも会えない。



「だからなんだよ。冬休みなんてあっという間だし、いちいちイベント事に会いたくねーよ。」



ため息をつきながらいう七瀬君。



なによ…


「私はいつだって会いたいのに…」



これじゃ、私ばっか好きみたいじゃん。


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