爽やか王子は悪魔のような人でした
………と思いながら行くのが私なんだよな。
命令と言われても拒否した。
でも、うまく丸め込められてしまった。
そして気づいたらファンクラブの部室的な場所についてしまった。
…恐るべしっ、七瀬君。
「すいませーん。」
そう言いながらドアを開けるとファンクラブ会員の人たちが一斉にこちらをみた。
「なんかよう…って、あなたは…」
会長さんが出てきて私をみて驚いてる。
「まさか、この間の水の件について怒ってるの?それは許してよ。」
「いやそれはもう許してますから。
七瀬君ファンクラブの方々に報告がありまして。」
「なによ?早く要件済ませてよね。
こっちは忙しいんだから。」