爽やか王子は悪魔のような人でした
「あとさ、こいつ、なんだっけ俺についての3か条?破ってないから。」
「え…でも付き合ってるんじゃ……」
「付き合ってるよ。」
私の後ろで私を片手で抱きしめながら言う七瀬君。
てか、この体勢、七瀬君はなんかの犯人で私は人質っていうやつみたい。
「付き合ってるのは間違いないよ。
でもこいつは俺にアピールしたり、告白とかしてないから。
俺が告ったんだよ。こいつに惹かれて。
てかむしろこいつはその3か条守ってると思うよ。
だって、俺が付き合ってって言ったら拒否しなかったし。」