爽やか王子は悪魔のような人でした
ファンクラブの部室的な部屋にある時計をみる。
今はーー8時28分…って、えっ!
授業開始は8時30分。
「七瀬君、あと2分で授業始まっちゃう!教室まで走ろっ!」
「は?めんどくせーから嫌。
俺は授業サボるわ。」
そう言って椅子に座る七瀬君。
「はっ⁉︎ なんでよ。あんた優等生なんでしょ?授業しっかり出なさいよ。」
「そこは気にしないで大丈夫。
俺、身体弱いフリしてるから。
それでよく授業サボってる。」