爽やか王子は悪魔のような人でした




「ふーん、同じクラスなのに全然気づかなかったな。」



そんなことを思ってるとついに、



ーーキーンコーンカーンコーン



授業開始のチャイムが鳴ってしまった。



「あ…鳴っちゃった。」



「おまえも授業サボり決定だな。」



うわ、初めてだよ、授業出ないの…




「どーしよ……怒られちゃうかな。」



「大丈夫だよ。俺が守るから。」



そう言って王子スマイルをする七瀬君。



いつもの黒い笑みを知ってる私には違和感ありまくりだったけど、

悔しいけどかっこよかった。
< 43 / 304 >

この作品をシェア

pagetop