爽やか王子は悪魔のような人でした
そして教室に着いた。
「ちょっと、その手、なんなの?」
「結菜、あんたどういうこと?」
ミキと舞が私と七瀬君の手をみて聞いてくる。
「あー、そのことなんだけど俺ら付き合ってるんだ。」
ニコニコしながらそう言う七瀬君。
猫かぶりすぎだよ、本当。
「えっ、そうなの?」
「嘘、マジで?」
やっぱり驚いている2人。
「ごめん、ミキ、舞、今まで秘密にして。」
私がそう言うとミキと舞はニコリ笑顔で
「いいよ、ウチら友達じゃん。」
「そうだよ、そんな細かいこと気にすんなって。」
と言ってくれた。
「ミキ、舞、ありがとっ!」