爽やか王子は悪魔のような人でした
「なっ、七瀬君っ⁉︎
どうしたの?降りてよっ!」
今、誰か来たらヤバイよ…!
「なんで?俺おまえにそんな体重かけてないよ。」
体重とかじゃないしっ!
全く重くないしっ!
「そういうことじゃないのっ!
とにかく降りてよっ!」
私がそう言うと七瀬君は降りてくれた。
「これでわかった?俺が降りてほしかった理由。」
「う、うん…」
なんか疲れた。
でもお料理、教えてもらえるんだよね。
「七瀬君、教えてね。」
私がそう言うと七瀬君はめんどくさそうに
「わかってるよ。」
と言った。