爽やか王子は悪魔のような人でした




「あ、でも一回家に帰っていい?
着替えたいし。
だから七瀬君は先家に帰ってて。

後で七瀬君の家行くから。」



「別にいいけど俺の家わかるのか?」



「うん、2回行ってるから大丈夫だよ。」


さすがの私でも3回目だもん。迷わないよ。



「そうか?じゃあいいけど。
迷ったら電話しろよ。」



「うん、ありがと。
私こっちだから。また後でねっ!」



そう言って私はダッシュで家に帰った。
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