爽やか王子は悪魔のような人でした
「いい人だったね、七瀬君、明日遊園地行こうね。」
「…嫌だ。めんどくせぇ。
友達とでも行ってこいよ。」
めんどくさそうに七瀬君はそう言う。
「えー、いいじゃんっ!
行こうよ、遊園地。みんな明日は忙しいんだよ。
土曜日だもん。」
「はぁ?嫌だね。」
そう言う七瀬くん。
あ、いいこと考えた。
「じゃあもういいもんね。
私1人で行くもんね。それで迷子になったら七瀬君のせいだから。」
「は?意味わかんねーし。
…ったく、行けばいいんだろ。」
文句いいながらも七瀬君は了承してくれた。