届かない想い
今は休み時間


次の時間が社会なので教室にいることにした。




社会の先生は、俺が入ってる部活の顧問


皆からも慕われてる凄い良い先生で、ほとんどの人は社会が好きだったりする。



…言うのを忘れてた。


俺は…





実はバスケ部だったりする




まぁ、その理由はまたいつか…




「なぁ~哉斗~」






「うぉっ!!なんや急に抱きつきやがって!!」




「照れんなよぉ~」




「照れてへんわ!!離せ!!」




「や~だ~。好きやもーん」




「きもいわっっ!!」

クスクス

俺らを見て何人かが笑ってた。




そのうちの一人が言った。





「クスクス…あ、そうだ!皆!!今日転校生来るんだって!!」





シーーーーーーーン






「「「「マジで!!」」」」





耳痛ぇ





確かこいつは…




鈴田沙良



皆に美人だって言われてるけど、



俺は一度も美人とは思ってなかったり…笑



顔は良い方かな…って思うだけ



あれだよ、母親が美人過ぎて、俺の感覚が狂う。



そういうこと





あっ、そういやt…




「哉斗ーーーーっ!!」




「なんやねん恭s…グエッ」




恭介が首に抱きついてきた。




「く…首…絞まってる…」



「転校生女かな?男かな?」




聞いてねぇーーっ!!






「…の……を…」



「え?なんて?」



「人の話を…聞けぇーーっ!!」




ゴスッ





「ぐはっ」





キーンコーンカーンコーン





「おらー席つけー」




先生の一言で皆席についた。







…転校生が女だろうが男だろうが、




どうでもいい




俺には関係ないことだから




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